少し前に「
『なんで?』攻撃は勘弁してください...w」という投稿をしました。忙しいときに限って、子どもたちがやたらと「なんで?」を連発してくるのでうんざりしかけている...という趣旨の投稿をしたわけです。忙しいときに「なんで?」を連発されると、どうしてもつっけんどんな対応してしまうものだな〜と、反省する一方で、今日(というか、日付が変わったのでもう昨日のことになりますが)、とある子どもから「なんでトイレの電気つかないんですか?」と尋ねられ、「おや??この『なんで?』は異質だぞ!?」と思いまして...。そういうわけで、今日は、改めて子どもの「なんで?」について考察してみようと思います。
「なんで?」は突き放すな!
子どもは大人に比べて興味の対象が広く、様々なものに触れては「どうしてだろう?」と素朴な疑問を持つものです。このことは、子どもの発育にとても良い刺激を与え、また、知的好奇心(知りたいと思う気持ち)へ満足感を与えるもので、そのときに、尋ねられた大人がどんな対応をとるかによって、「考えること」の大切さを学び、ものごとには「原理・理屈」といったものがあることを知るわけです。例えば「なぜ、電子はマイナスからプラスに動くのに、電流はプラスからマイナスの方向に動くのか?(中学2年生の理科の内容)」といった質問をされた場合に、きちんと答えてあげるのと「知るわけないやろ、そんなもん! 覚えとけばイイんよ!!」と突っ放すのとでは、子どもの「学ぼうとする姿勢」はずいぶん変わってくるでしょう。
良い「なんで?」と、悪い「なんで?」
子どもが「なんで?」と尋ねるのは「自分の力では解決できないとその子が判断した」からだと思います。自分ではどうしようもないために、自分よりも知識・知恵を持っていそうな身の回りの大人に解決してもらおうと思っているのだと思います。ですからボクは、「ある程度は考えたり調べたりした上で質問してるなー」と判断した場合や、「今、この瞬間に、この子は素朴な疑問を持ったんだなー」と判断した場合は、それを解決するためのヒントや、場合によってはズバリ正解を教えることにしています。しかし、「コイツ、ぜんぜん考えようとしてないぞ!」と判断した場合は、まずは「調べなさい!」と、いったんは突き放すようにしています。子どもの「なんで?」に対し「何でも答えてあげる」のではなく、「疑問に思う気持ちは問題解決能力を育てるチャンス」だととらえ、自力で解決できそうな場合や、自力で解決しようという意欲が見られない場合は、敢えて「答えない」という選択肢も必要だと思います。
要注意な「なんで?」
さてさて、先ほどボクが「アレ??」と思った「なんでトイレの電気がつかないんですか?」について考えてみようと思います。その子は小学高学年であり、「トイレの電気がつかない」という事態の原因が推測できない年齢ではありません。「電気がつかない = 恐らく電球が切れている」ことくらい推測できて当然の年齢です。それなのに「なんで?」という言葉を使ったのはなぜでしょうか? 改めて記憶を呼び戻してみると、これまでにも同じような「なんで?」があったことに気づきました。それは「なんでコーヒー飲みよるん?」や「なんで○○ちゃん来てないん?」(これは、普段、自分が塾に着いたときにはたいてい先に来ている子がたまたま来ていなかったときに発せられたものです)といった類いの「なんで?」です(これらは全て小学高学年の子どもの発言です。中には中学生でもこのような「なんで?」を使う子がいます)。ボクは、これらの「なんで?」は、コミュニケーション能力が欠如していることを示すものではないかと思います。「なんでトイレの電気がつかないんですか?」と言った子は、本当は「先生、トイレの電球が切れているみたいです」と言いたかったハズです。今思うと、「なんでコーヒー飲みよるん?」といった子は、恐らく「せんせー、(いつもコーヒーばっかり飲みよるけど、そんなに)コーヒー好きなん?」と聞きたかったのだろうなと思います。「なんで○○ちゃん来てないん?」と尋ねた子は、「○○ちゃんから欠席の連絡あった?」と尋ねる方が適切だったと言えるでしょう。そうでないと、「そんなの知るわけないやん!!」と言わるのが関の山ですw。だって、ホントに知らないですからねー、他人がまだ来ていない理由なんて...。これらは、そのたびごとに「それは何を聞きたいわけ? ひょっとして○○って言いたいと??」と聞き返したり、「○○って尋ねた方が相手に理解してもらえるんやないかねー?」と提案してあげたりする必要があるのではないかと思います。そうしてあげることで、適切な「尋ね方」が身につき、言語能力が育っていくことでしょう。
「なんで?」の種類は3つ...かな?
今現在、ボクが思いつく限りでは、子どもの「なんで?」は次の3つに分類できるのではないかと思います(他にもあるよって方、教えて頂けたら幸いです)。
- 知的好奇心を満たしたい(すなわち「疑問」)
- 考えるのめんどくさい(すなわち「甘え」)
- そうそう、ホントはそう言いたかったんよ!(すなわち「言語能力の未発達」)
これらを見極め、うまく対応してあげる必要があると思います。...って、難しいですけどねー。特に、忙しいときは...www。
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